長野県災害時支援ネットワーク(N-NET)は関係各者とともに、来たる12月13-14日に信州型避難所システム実働訓練を実施いたします。
◆国際的なスフィア基準がかかげる2つの基本理念
① 被災者は、尊厳ある生活を営む権利があり、支援を受ける権利がある
② 支援者は、災害による苦痛を減らすために、実行可能なあらゆる手段をとらなければならい
◆イタリア式避難所の先進性
T:トイレ(排泄)
K:キッチン(食・栄養)
B:ベッド(睡眠)
B:バス(衛生)
L:ランドリー(洗濯)
災害時であっても、日常生活と同様の生活が営めるように、多様な主体が力を合わせて支援に取り組まれている。
◆長野県避難所TKBスタンダード
T:トイレ・シャワー(排泄・衛生) →概ね20人に1基、1日1回
K:キッチン(食・栄養) →栄養に配慮した温かい食事
B:ベッド(睡眠) →必要な寝床の確保・暑さ寒さの緩和
◆趣旨
2025年3月に行いました「イタリア式避難所システム実働訓練」を発展させた、被災者支援の新たな形の取り組みです。被災地外から資機材を持ち込み、避難・支援拠点を設置し、訓練を受けた支援者が多様な被災者のニーズに対応できる体制を整えます。
実働訓練の企画・検討・実施のプロセスを通じて、「民間のエキスパートによる被災者支援」の実現と、多様な主体によるコレクティブインパクトのための「被災者支援の標準(スタンダード)化」を目指します。また、人材育成などの各種取組の成果を実働訓練による検証を行います。
◆訓練条件
12月12日(金)5:47に、長野県中部を震源とした直下型の地震が発生。マグニチュード7.3(阪神・淡路大震災クラス) 県内最大震度7。長野県災害時支援ネットワークでは、先遣隊を松本市に派遣し、12月13日(土)に支援拠点を設置、翌14日(日)から支援活動を開始します。
◆参加について ※今回は公募はありませんので、関係者にて実施となります。
下記の方は事前にご登録ください。
・安原地区住民の方
・行政、議会議員、社会福祉協議会職員
・N-NET事務局から事前に依頼した方
https://forms.gle/GDDqNszHweQf1ajP9
◆取材について
・報道機関の方は下記サイトから事前に取材申込みをお願いします。
https://forms.gle/dVhtUBGShnppib9X9


【主催】:長野県災害時支援ネットワーク(N-NET)、 (一社)避難所・避難生活学会、
(株)シェルターワン、(社福)長野県社会福祉協議会、(社福)松本市社会福祉協議会、
信州大学(地域防災減災センター、教育学部防災教育研究センター、
医学部附属病院、アクア・リジェネレーション機構)
【協力】: (一財)伊那谷財団、伊那市、清水建設(株)、(株)信防エディックス、長野県、
長野県立大学 、(社福)松本市社会福祉協議会、松本市、松本大学 ※五十音順
【お問い合わせ】
長野県災害時支援ネットワーク 事務局
〒381-0034 長野県長野市大字高田1029-1
Tel. 026-269-0026(認定特定非営利法人 長野県NPOセンター内)
なおこの訓練は以下の各種助成金・補助金を活用して実施します。
休眠預金等活用事業(日本民間公益活動連携機構)、
2025年度災害対策ローカルネットワークの構築事業(日本財団)、
官民連携による避難所運営の質の向上強化事業(内閣府)

