多数のご参加ありがとうございました。
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― 開催要項 ―
1.趣旨
2021年度も長野県内で大雨による水害が発生しました。県内どこでもおこりうる災害に対して、被災者に必要な支援がいち早く効果的に届けられるよう平時からの地域に応じた支援体制づくりがあらためて求められています。
行政・社会福祉協議会、NPO、企業等の民間が強固に連携して、「被災者目線」で支援が行われることにより、安心・安全な避難生活が確保され、より早い生活再建の実現と災害関連死を防ぐことを目指さねばなりません。
今回のフォーラムでは、行政と民間とが被災者目線で支援の内容や体制について改めて考える場を設け、被災地ニーズを受け止め、市町村域や分野別のネットワークづくりをすすめる機会として開催いたします。
2.主 催
長野県災害時支援ネットワーク(構成団体・長野県生活協同組合連合会、日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会、長野県長寿社会開発センター、長野県共同募金会、日本労働組合総合連合会長野連合会、長野県社会福祉協議会、長野県弁護士会、信州大学地域防災減災センター・長野県 NPO センター)
3.共 催
長野県、認定特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
4.後 援
長野県市長会、長野県町村会、社会福祉法人全国社会福祉協議会
5.日 時【終了しました】
令和4年2月15日(火) 13:30〜16:30
6.開催形式
全日程オンラインにて開催 ※ZOOM(ズーム)を使用
7.対象者
県・市町村の危機管理関係部署、社会福祉協議会の職員
災害支援活動・防災活動に関心のある団体・企業・個人
災害支援活動を予定している全国の団体・企業・個人等
8.定 員
200人 ※申し込み先着順
9.参加費
無料
―日程―
時間 | 内 容 |
---|---|
13:00 | オンライン受付開始 |
13:30 | 開会・主催者挨拶、開催趣旨説明 |
13:40 | 全体会 「被災者目線にたつ行政と民間との協働による支援とは」 |
15:10 | 休憩 |
15:20 | 分科会 【第1分科会:市町村域】 市町村域ネットワークの必要性と機能を考える 【第2分科会:重機支援】 重機支援から考える民間の災害支援と連携 【第3分科会:こども支援】 平時より皆で考えよう、災害時における子どもの力や権利を大切にした取り組み 【第4分科会:食支援】 被災者の食を支えるために必要なこと |
16:20 | まとめ、よびかけ |
16:30 | 閉会 |
◎全体会
「被災者目線にたつ行政と民間との協働による支援とは」
行政には責任を持って被災者支援を行う責任、義務があり、災害時には素早く、柔軟な対応が求められる。そして、被災者本位に考え、法律に基づく支援だけでなく、災害関連死の防止や尊厳を損なわない避難生活、復旧・復興とその後の生活再建につながる支援が必要である。しかし、行政だけでは被災者の視点に立った支援が十分にはできていないのが現状である。
そこで今回の全体会では、そもそも「被災者支援とは何か、どうあるべきか」を災害支援に関わるすべての方とともに考えるとともに、被災地に生じる様々なニーズや課題に対して、行政と民間がいかに協働することが必要か、相互理解を深めます。 そして、平時から信頼関係を築き、災害への備えにともに取り組むきっかけをつくります。
〇登壇者
<ファシリテーター>
長野県生活協同組合連合会 事務局長 中谷隆秀
<パネリスト>
- 長野県危機管理防災課 火山防災幹 古越 武彦 氏
現状の被災者支援と行政が抱える課題(制度の課題、行政の防災体制など) - 伊那市総務部危機管理課防災係 主査 小松 剛 氏
防災、福祉の連携と民間支援との協働の現状 - 長野県災害時支援ネットワーク 代表幹事 山室秀俊
民間ができる被災者支援とN-netが目指すもの
◎分科会
【第1分科会:市町村域】
市町村域ネットワークの必要性と機能を考える
被災地の生活課題は多様で、制度だけでは対応できない課題(制度の狭間)も多く、行政や企業、NPO、宗教、ボランティア、社協等多様な主体が連携をとり、強みを活かして被災地を支援することが求められています。近年では、支援を効率的・円滑に届けるため、平時からの連携や中間支援機能(支援を調整する機能)について検討されています。本分科会では、昨年度から立ち上がった諏訪防災ネットワークの取り組みや諏訪市災害ボランティアセンターとの本年度の災害支援の実践から、市町村域ネットワークの必要性や機能について考えます。
◯ 企画団体
- 長野県NPOセンター
- 長野県社会福祉協議会
- 長野県危機管理防災課
〇登壇者
- 諏訪防災ネットワーク 小池玲子 氏(事例発表者)
- 諏訪市社会福祉協議会 大羽伸弥 氏(事例発表者)
- 長野県危機管理防災課 馬場浩司 氏(コメンテーター)
- 長野県NPOセンター 山室秀俊 (コーディネーター)
〇こんな方におすすめ(対象者)
NPO、行政、これから災害支援に関わりたい方
【第2分科会:重機支援】
重機支援から考える民間の災害支援と連携
人力だけでは難しい大きな石の移動や土砂の撤去、住家を支えての搬出等、重機が1台あるだけで災害支援の現場は大きく変わります。しかし、重機を使った支援と聞くと、連携や協働についてハードルが高いと感じられます。この分科会では、平時から重機支援者を養成し、発災時にはスピード感を持って支援に入る日本笑顔プロジェクトの実践を聞き、重機支援の強みや協働について考えます。
◯ 企画団体
- 社会福祉法人長野県社会福祉協議会
- 公益社団法人日本青年会議所 北陸信越地区協議会
〇登壇者
- 一般財団法人日本笑顔プロジェクト (事例発表者)
- 長野県社会福祉協議会 徳永雄大 (コーディネーター)
〇こんな方におすすめ(対象者)
行政、災害ボランティアセンター運営者、NPO、企業、建設業等で災害支援を考えている方
【第3分科会:こども支援】
平時より皆で考えよう、災害時における子どもの力や権利を大切にした取り組み
子ども支援のネットワーク構築の背景と今後のネットワークへ期待することを深めます。 長野市で、東日本台風災災害後に有志団体等が集まり「緊急時における子ども支援ネットワーク事業」が立ち上げとなりました。新たなネットワークづくりの取組を他の地域にも共有してもらい、官民連携のこども支援の必要性や課題等について意見交換します。
◯ 企画団体
- 長野県社会福祉協議会
- 長野県NPOセンター
〇登壇者
- 長野市教育委員会職員(調整中) (事例発表者)
- NPO法人ながのこどもの城いきいきプロジェクト理事 小笠原 憲子 氏 (事例発表者)
- NPO法人災害時こどものこころと居場所サポート副代表 本田涼子 氏(コメンテーター)
- 長野県社会福祉協議会 元持 幸子 (コーディネーター)
〇こんな方におすすめ(対象者)
子ども関係を中心とした災害に備えた取組みを一緒に考えたい方
これからの災害に備えたネットワークづくりをしていきたい方
【第4分科会:食支援】
被災者の食を支えるために必要なこと
被災地での食の支援の現状を2019年の台風災害時の活動から学び、東日本大震災以降10年間の食の支援から、被災者目線での「食支援の意味と役割」を考えます。また、将来の災害に備えて長野県での新たな行政の取組についても学ぶ場とし、支援団体の平時からの備えやつながりの大切さを考えます。
◯ 企画団体
- 長野県生活協同組合連合会
- 長野県NPOセンター
- 長野県危機管理防災課
〇登壇者
- 公益財団法人味の素ファンデーション 被災地復興応援事業 統括マネージャー 齋藤由里子 氏 (パネリスト)
- 炊き出し救援チームHundred hands 代表 星野百代 氏 (事例発表者)
- 長野県危機管理部危機管理防災課 課長補佐兼危機管理係長 柏原 稔 氏 (事例発表者)
- 長野県生活協同組合連合会 事務局長 中谷隆秀 氏(コーディネーター)
〇こんな方におすすめ(対象者)
行政、社会福祉協議会、企業、NPO等、キッチンカー事業者、災害支援や防災・減災に関わる団体・組織全て
ーお問い合わせー
長野県災害時支援ネットワーク
《事務局》特定非営利活動法人NPO センター
長野県長野市高田 1029-1
電話:026-269-0015
info@npo-nagano.org